コーヒーフィルター考
2019年 06月 21日
たまたまテレビで、佐賀県有田で開発されたというコーヒー用のセラミック製フィルターを紹介していた。値段は5千円くらいという。
ペーパーフィルターでは通さない油分も通す優れ物で、味が全然違うのだそうだ。
時あたかも、コーヒーを常飲すると、循環器系の疾病の予防効果があるとの報道もあった。カフェインで血圧は当座10位上がるし、人によっては夜は避けた方がいいらしいけども。
以前、ネル生地みたいな布のフィルターを使ったこともあって良かったけれども、常時水に浸けて保管というメンテが面倒で、爾来、簡便なペーパー党に。
学生時代粋がって愛用したサイフォンは食器棚の奥で眠っている。
他方、コーヒー本家のトルコではフィルターを使わず、豆を細かくひいて煮出しの方法で煎じて飲むらしい。
俄然、セラミックフィルターに心が大きく動いた。
5千円はちと高いけども、ペーパーが1枚2円として、1日3杯飲むとすると、2年ちょっとで投資回収できる計算となる。
しかし、セラミックは次第に穴が詰まるようで、時々、コンロで焼いて目詰まりを解消する必要があるらしいともあった、テレビのものはどうか不明だけど。多分油分や粉が乾いて詰まるのだろう。
物好き党としては、次のことが浮かんだ。
それならば、お茶漉しと言うのかふるいと言うのか、小型の目の細かいステンレスの濾し器がある。これでコーヒー入れたらどうなる?
原理的には、大きな粒は残り、粉末は通り抜けてカップの底に溜まる。
当然、油分は通るわけで、つまり、フィルター付きトルコ式コーヒーになるのでは?
本場のトルココーヒーで重視するという泡は少ないけども、カドがないというか、結構マイルドな、コクのある味になった。エスプレッソに近い?
そして、購入は継続検討となり、これは一度トルコ料理店に足を運ばなければと思い、一方何とかセラミックで試飲する方法はないものだろうかと思った日。
by morinoyakata2019
| 2019-06-21 05:03
| 暮らしの友